ダクタリ会

症例

CBLO #245

大型犬の前十字靭帯断裂に対し、CORA Based Leveling Osteotomy(CBLO)を適用しました。本テクニックの源流は、第二次世界大戦中の兵隊の骨欠損や重度変形の治療を目的としてイリザロフフレームを開発した、ロシアの整形外科医ガブリエル・イリザロフ博士に遡ります。冷戦期にはその知見が西側諸国に十分共有されない時代が続きましたが、イリザロフ博士の高弟であるドロール・ペイレー医師が CORA 理論を体系化し、下肢の変形矯正学として確立しました。その後、およそ20年の時を経て、米国の獣医整形外科領域でテキサスA&Mのハルス獣医師らがこの理論を応用し、犬の前十字靭帯断裂に対する新しい関節(力学的)安定化法として臨床応用しました。現在、TPLO が世界的に普及した術式ですが、CBLO はその生体力学的理論をより純粋な形で継承した“CORA 直系”のアプローチとして注目されています。当センターでは前十字靭帯疾患治療の第一選択となっています。

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