ダクタリ会

症例

小型犬の前十字靭帯断裂に対するCBLO #110

チワワさんが前十字靭帯を断裂してしまい、1ヶ月ほどプレビコックスという薬を飲んでいるが、あまり改善せずどんどん筋肉が落ちてきているので、手術をしてくださいと主治医の先生より連絡がありました。
引き出し兆候あり、コンプレッションテスト陽性、半月板クリックあり、ファットパッドサイン陽性でした。関節切開により内側半月板尾部の部分摘出を行い、傷んだ前十字靭帯をデブライドメントを行いました。10mmのクレセントブレードで脛骨内側にドーム状骨きり術を行い、脛骨近位を5mm頭側に回転矯正を行いました。チタン性のCBLO2.4プレートシステムを採用しています。術後はスタンディングアングルでコモン・タンジェント・メソッドによりTPA/PTAアングルがおよそ90°に矯正されていることから、しっかりと後療法を行えば徐々に機能回復してくると思われます。心臓弁膜症を併発していましたが、よく頑張ってくれました。

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