3DHipによるチタン製カスタム棚形成術














股関節形成不全に罹患した犬・猫に対する最新の股関節形成術” 3DHip”のご紹介です。今回、体重5.8kgの小型犬に対し、3DHip(チタン製カスタム棚形成術)を実施しました。この技術を2024年末にオランダ・ユトレヒト大学で研修を受けております。
手順は以下の通りです。
まず、CTスキャンから得られた患者の骨格情報をベルギーの医療メーカーへ転送し、患者ごとのフルカスタムインプラントを作成します(製作期間は約3〜4週間)。
この手術の特徴は以下の通りです:
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手術時間の短縮
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入院日数の短縮
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骨切り不要
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関節の安定化と自骨温存が可能
今回の患者さんは、3DHipを適応した世界最小の症例となりました。術後のX線・3DCTでも、良好な整復と関節安定化を確認しています。将来的な股関節脱臼のリスク軽減と生活の質の向上を目指せる、新たな治療選択肢の一つです。今後も、低侵襲かつ効果的な整形外科手術を小動物臨床の現場に積極的に導入してまいります。

