ダクタリ会

症例

Acupuncture & Moxa & Science

当院では10年ほど前から史織先生が椎間板ヘルニア脊髄梗塞の患者さんに対して、鍼治療を積極的に行なっている。近年、鍼のチームに楯先生が加わり、さらにその適応範囲が広がった。楯先生は神経系の患者さんに特化した鍼だけでなく、リハビリテーションや疼痛緩和の一環として、百草漢方薬を使いこなす。施術中は筋肉の緊張がほぐれ、リラックスして眠ってしまう子もいるほど。東洋医学の歴史も古く、人も含め多くの大衆が対象となり得る。一方でロボット外科手術、薬物治療、輸血をはじめとした臓器移植、失われた関節機能を置換する人工関節、放射線治療を代表とした様々ながん治療など、西洋医学は目まぐるしく発展し、一部の人類はその恩恵を受けてきた。しかし、その知識を総動員しても全ての病を治すことは到底出来ず、また未知なるウイルス(COVID19)との戦いにも終止符を打てず、多くの命が犠牲になっている。私達は地球上の医学や医療、獣医学、獣医療、サイエンスの領域には未だ限界があるということを理解しなければならない。また、東洋医学では、西洋医学では、などとそれぞれの比較をするのではなく、大事なことは臨床医として”人間の五感を使って、よく診て、聴いて、触って、病気だけではなくしっかりと患者を見る”と言うこと。きっとそこは共通している。

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