ダクタリ会

症例

MIS(最小侵襲整形外科)による猫の仙椎脱臼骨折

9歳の猫さんが家から脱走してしまい、庭で動けなくなっている所を飼い主さんが保護し、かかりつけ医を受診した所、骨盤骨折と診断されました。主治医より、外科的な整復を希望され来院しました。エックス線では仙椎が骨折し、頭側に脱臼も伴っていました。幸い、肺挫傷などの高エネルギー外傷後の合併症も確認されなかったことから、外科用イメージガイド下でコンプレッション・スクリューで腸骨・仙椎を固定しました。MISにより実施したため、一部の皮膚と筋肉の切開のみで施術可能となりました。この手法は侵襲が少ないので、麻酔時間、治癒期間、入院期間の短縮が期待できます。動物とって、もっと侵襲やストレスの少ない治療法はないか?をいつも考えながらチーム全体で治療にあたっています。

症例カテゴリー

ページトップへ