ダクタリ会

症例

PSS 犬の門脈体循環シャント

9歳のシュナウザーさんが、発作などの神経症状があるとの事で主治医よりMRI検査の依頼がありました。麻酔前の血液検査で肝機能に異常があり、門脈シャント(PSS)という先天性の血管異常のことが示唆されました。血管造影CTを行うと、左胃静脈横隔静脈経由単一肝外シャントが確認されました。神経症状の原因と考えられたので、開腹し血管をセロファンバンドで部分結紮しました。門脈圧は11mmHg→17mmHgで部分結紮後は安定していたので、ゆっくりと発作などの神経症状は改善されると思われます。

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