ダクタリ会

症例

Total Hemi-Pelvectomy 半側骨盤切除術

行の精査の依頼がありました。エックス線検査、CT検査による評価で大腿骨頭に病変が見つかりました。高齢犬であるため腫瘍性の変化をナンバーワンに考えます。Bone Biopsyの結果、肉腫と診断されました。除痛のため骨盤を含めたエンブロック切除術を実施しました。患者さんは3本足となりましたが、痛みが取れたので食欲も改善し、元気にお散歩もできます。片足を失うことは大変辛いことですが、動物を痛みから解放してあげることは価値のあることです。少しでもご家族の元で元気に過ごしてもらいたいと思います。一見、整形外科疾患のように思われても高齢犬では実際には腫瘍が隠れていることがあるので注意が必要です。   

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