ダクタリ会

症例

Ventral Slot C3~C4

肢の辺りを痛がる。しかし、何処かわからないとの事。近医では肩関節の脱臼・亜脱臼を疑ってNSAIDsの投与が行われていました。この度、主治医よりMRI検査の依頼があり実施したところ頚椎のC3~C4間に椎間板ヘルニアを認めました。今回の症状の責任病変であると考えられたので、徐痛目的でVentral Slotにより脊柱管内に逸脱した椎間板物質を摘除しました。犬は人と違って自らの不調を言葉にして家族や獣医師に伝えることができないので、原因究明のためにCTやMRIによる画像診断が有効な場合があります。

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