ダクタリ会

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サージックXT

NAKANISHIのサージックXTというコンパクトな動物用の整形外科パワーツールを新規に導入した。当センターでは既にシンセス社コリブリ、ストライカー社のバッテリー駆動あるいは電動パワーツールが稼働している。これらの機種は人の整形外科領域で開発されたものであり、小動物整形外科領域では症例のサイズによってはブレードの厚みやサイズ感からやや使いにくい場面もあった。近年では、特に小型犬種あるいは猫の整形外科手術への細かい対応が求められるようになっている。このサージックXTでは動物用の各種ハンドピースとマイクロブレード(厚さ:0.35mm)が用意されており、小型犬でのパテラ橈骨固定術大腿骨頭回転骨切り術等、各種骨切り矯正術に活躍してくれそうだ。これにより、1日に3例までなら、お待たせすることなく骨外科にも対応できるようになる。

・ハイスピードバー:ブロックリセッション、ラミネクトミー、軟骨掻破術
・サジタルソー:腸骨骨切り、大腿骨矯正骨切り
・コントラアングル:骨折固定術、骨孔作成
・レシプロソー:坐骨骨切り、ブロックリセッション
・オシレーティングソー:脛骨粗面骨切り、回転骨切りetc….どれもブレードが小さくて使いやすそう。

海外メーカーによくあるのは、故障時にドイツやアメリカに輸送(輸送費含めて修理費も請求)というのもなく代替え品がすぐに届く、安心の日本のメーカーで国内生産というのも導入の理由。

 

 

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